Diary:August 25

今日も今日とて、Sさんがずっと頭の中にいた。いつか、もうどうでもいいやと思える日が来るんだろうか。この話をし出すとポエマーになってしまいそうなので、ちょっと置いといて、今日かかってきて普通にムカついた電話の話をしよう。

要件は、請求書をいつもより早めに送ってほしいというものだった。ただしかかってきたのは定時である17時30分を20分くらいオーバーしている残業中のことだったから、まずムカつきレベル1。もう今日の営業時間は終了しているわけなので、無視したい気持ちを抑えて受話器をとった。電話の向こうからはちょっとクセのありそうなジジイの声。請求書を早めに欲しいという問い合わせはよくあるため、内容としてはまあまあイージーだなと思ったのも束の間、「急いでるから急いで送ってほしい」と若干上からのたまうジジイ。おいおい、定時過ぎに電話かけてきておいてそれは無いだろう。ムカつきレベル2。さらにその送り先は札幌支店だという。北の大地の風景が突然脳内に広がった。あれこれ要求を押し付けられてムカつきレベル3。電話を切った時にはもう退勤時間まであと1、2分。進むはずの仕事は進まず、最後の最後でどっと疲れた。

こんな日の退勤後、スーツ姿で同じく仕事帰りのSさんと会えたらどんなに幸せだろうと思う。

f:id:kina_f:20200825220654p:plain